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茶色いバッタと緑のバッタ

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ゴールデンスランバーに続き、
伊坂幸太郎さんグラスホッパー (角川文庫)読了。

カバーより。
「復讐を横取りされた。嘘?」元
教師の鈴木は、妻を殺した男が
車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる
殺し屋の仕業らしい。鈴木は正
体を探るため、彼の後を追う。
一方、自殺専門の殺し屋・鯨、
ナイフ使いの若者・蝉も「押し
屋」を追い始める。それぞれの
思惑のもとにー「鈴木」「鯨」
「蝉」、三人の思いが交錯すると
き、物語は唸りをあげて動き出
す。疾走感溢れる筆致で綴られ
た、分類不能の「殺し屋」小説!

読み終わりまでちょっと時間がかかったけど、
概ね面白かった。

限りなく一般人の「鈴木」を中心に話しが進んで行くのですが、
右から左から、上から下から、
コワい業界人がどんどん溢れてきます。

コロシヤだらけでサツバツとしているけれども
どこかしら日常とのつながりを切らずに
最後まで語りきってます。

「鯨」と「岩西」のやり取りのあたりが好きかなぁ。

やっぱし句読点が気になる。

恐らく伊坂さんのスタイルなんですよね。
句読点を多めにおいて、
一節一節をきちんと読ませる。

ぼく的には後半盛り上がる部分、
カバー裏の言葉を借りると、「三人の思いが交錯するとき、
物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた云々」
のアタリからは句読点を減らしてほしいなぁ...。
なんて思っちゃいました。

実際、緊張感とか集中から抜け易くなっちゃうんですよねぇ。
(まぁぼくはたいした文章も書けないので缶コーヒーのCMをおもいだしてしまいましたが...「じゃキミがやってみなさいよ」的なCM。)

一人称多人数小説。
この語り口は結構好きです。

なんだか「貝獣物語」を思い出してしまいました。
(気になる人は調べてみてね。)


次はキングです。
数年ぶりに「新書」カテゴリの本を買いましたよ。
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