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奇譚[きたん]珍しい話。不思議な話。

村上春樹さんの短編集、
東京奇譚集 (新潮文庫)読了。
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楽しく読めました。
日常切り取り型でも納得のいく結末。

昨日書いた内容に
端っこの方が少しだけ擦る様な話が出てきました。
びっくり。

本書中の「日々移動する腎臓のかたちをした石」に登場する女性が、
小説でも映画でも未完成なものを見ると気持ちが悪くなる。
だから小説は読まない。
だそうです。

頑固だなぁ。

ボクの場合は勿体ないので、
小説も映画も漫画もゲームも舞台だって
興味のあるものはとりあえず触れてみます。

気持ち悪くなるということはありませんが、
そういったピーに時々当たると、
とってもとっても悔しい思いをします。

悔しい思いをするだけですが...。

で、ほとぼりが冷めた頃にまた元の様に触れ始めるのですが、
これが何度やっても懲りない。
不思議なものだ。

実は悔しい思いをしてる部分も楽しんでるのかしら?
と、自問自答してみたりしてみなかったり。


あ。
話があらぬ方向に。

突然素知らぬ顔で話を戻しますが、
「ハナレイ・ベイ」がお気に入り。

悲しい導入なのですが、
だんだんと主人公の行動や発言に引き込まれて行きます。
(この与えられる感じ1973年のピンボール (講談社文庫)に似てるなぁ)

こんなおばちゃんとどこかですれ違わないかなぁなんて
ついつい思ってしまいます。

この他の話も少し不思議で、
シュールで爽やかな話ばかりが並んでます。

さくっと読めてしまうのですが、
気持ちの中にのこるものにはきちんと存在感がある。

オススメです。


また思い出した。
「死んだ人の書いたものは許せるような気がする。」
なんでだろう?
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